2012.12.25更新
エンターテインメントショー×カジノ
現在カジノは日本を除く120ヶ国以上で合法化されている。
世界で最も有名なカジノの町であるラスベガスではエンターテインメントショーとリゾート施設の融合施設が主流となっている。
エンターテインメントショー×カジノのビジネスモデルが生まれた背景として、カジノビジネスの欠点であった他社との差別化が挙げられる。
エンターテインメントショーで自社に顧客を集め、例えエンターテイメントショー自体が赤字でも、カジノゲーム(ギャンブル)自体で収益を得られるからだ。
そのラスベガスでは、現在シルク・ドゥ・ソレイユのエンターテイメントショーが8つ常設されている。
オー(O):ラスベガスで一番人気の舞台がプールの水のショー
カー(KA):舞台の仕掛けと装置が非常にダイナミックなハイテクを駆使したショー
ミスティア(Mystère):ラスベガスのシルク・ドゥ・ソレイユの原点
ザ・ビートルズ ラブ(The Beatles LOVE):ビートルズの曲に合わせてシルク・ドゥ・ソレイユがパフォーマンスをする夢の舞台
ビバエルビス(Viva Elvis):エルビスの映像とCirque du Soleilのアクロバティックなパフォーマンスを融合させた舞台
ズーマニティ(Zumanity):ほぼフルヌードのパフォーマーたちが、アクロバティックな演技を繰り広げ唯一大人向けのショー
クリスエンジェル「ビリーブ」:マジシャンのクリスエンジェルのマジックとシルクのパフォーマンスがミックスされたショー
マイケル・ジャクソン:ザ・イモータル・ワールドツアー:アクロバティックな生演奏のコンサートパフォーマンスに加え、マイケル・ジャクソンの音楽や映像が融合したエンターテインメント
少し前にTBSテレビのマツコの知らない世界で日本に1兆円投資してカジノを作ろうとしている世界のカジノ王ラスベガス・サンズ社 会長兼CEOのシェルドン・アデルソン(Sheldon Adelson)氏の日本進出の話しをしていて実に興味深いものだった。
会長は「日本ではギャンブル性が高い娯楽がいくつもあるのに、なぜカジノがないのか?カジノはパチンコとは異なり、IRは観光客や雇用、さらには税収をもたらす大きなメリットがある」とインタビューで答えている。
確かに日本の景気刺激策にもなるし「供給が需要を創る」ので統合リゾートの建設は大勢の外国人観光客が日本に訪れ、雇用が創出され、新しい税収が生まれ日本が再び経済成長に転じるための大きなチャンスだと思う。
驚くべきデータがある。
2011年度、日本を訪れた外国人観光客数は約600万人。その比較対象としてカジノ大国の観光人数を例に挙げると人口520万人のシンガポールには約1300万人、人口56万人のマカオには2800万人の外国人観光客が訪れている。
そう。人口1億2800万人を有する日本は、観光業に力を入れる事で今の景気を回復させる起爆剤になる可能性を秘めている。
観光業は世界で最も大きな産業で、日本には世界的な観光資源が豊富にある。
そして、外国人観光客を獲得するためには、国際会議場、ショッピングモール、ミーティングルーム、展示場、美術館やシアターなどのエンターテインメント施設、ホテル、レストラン、カジノなどで構成される統合リゾートが鍵といわれている。
もしこれが実現すれば、年間2000万~3000万人の外国人観光客を日本に呼ぶことが可能とシェルドン・アデルソン(Sheldon Adelson)会長は見積もっているそうだ。
ちなみにカジノを誘致している都道府県は、北海道、秋田県、東京都、千葉県、石川県、静岡県、愛知県、大阪府、徳島県、福岡県、長崎県、宮崎県、沖縄県など。
実現するとすれば中でも東京、大阪が有力候補地と云われている。マツコの番組ではお台場に出来ると言っていたが本当に実現したら凄いこと。
カジノによる税収や経済効果を求め、石原慎太郎前東京都知事や橋下徹大阪市長、自民党の一部の議員も合法化を求めているが、未だ実現には至っていないからだ。
私自身、ギャンブルは一切やらないのだが、カジノに興味を持っている理由は日本国内でカジノ法案が成立する事によるエンターテインメント市場の活性化に期待が出来るからだ。
日本がラスベガス形式のエンターテインメント×カジノのスタイルを採用したのなら、パフォーマーの雇用創出そして地位向上に無限の可能性が約束される。
日本人が将来なりたい職業に「パフォーマー」が登場する日も夢ではない。
超人プロには壮大な野望があり日本のエンターテインメント市場にムーブメントを起こすパフォーマンス企画も用意出来ている。
後は強力なスポンサーを獲得できるかどうか。全てはそこから始まる...
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